電子探訪記

モンハン好きのおっさんが残すライフログ、読書・ゲームがメイン

サマータイムトラベラー


星雲賞作品という帯に釣られて読み始めたが、典型的なライトノベルだった。それ以下でも以上でもなし。ライトノベル好きな人にはオススメか。大人向きな小説ではない。

■文体に既視感があった。巻頭の著者の紹介を読んで納得。新城カズマって、富士見文庫か何かであの「蓬莱学園」シリーズを書いていた人か。10年以上前に読んだことがある。その頃は面白く読めたが、さすがにオヤジになってからは純粋に楽しめない。

■ストーリー自体はライトノベルとしては及第点。SF小説としては赤点とまでは行かないが、可と不可の間といったところ。タイムトラベルを扱っているが、SFというジャンルには含まれない。ライトノベルとしかいいようのない作品。ずっと前に買ってあったが、少しだけ読んで放置していた理由が改めてよく分かった。

■今度はAMAZON先生の勧めで、「夏への扉」を読む予定。冒頭を読んだ感じではちょっと期待できそうな感じ。AMAZONのレビューでも評判良いし。