カスタマーエンジニアの憂鬱

将棋を始めたおっさんCEが残すライフログ的ブログ

繁盛しているように見える本屋が潰れて、ドラックストアになるわけ

少し前に駅前の本屋が閉店した。駅前で立地が良かったので結構人が多く、繁盛しているように見えていたので、閉店してしまったことに驚いた。

本屋の後に入ったのはドラックストアだった。「またドラックストアか」と思った。駅の反対側にもあるし、少し離れた箇所であるが同じようなドラックストアがある。

新しく入ったドラックストアを使うことはなかったが、「ああ、なんで本屋さん潰れてしまったんだろうなぁ。もっと利用すれば良かったなぁ」と思いながら、その前を通る度にドラックストアの様子を見ていて気が付いた。

ドラックストアはあまり人がいないが、三つあるレジに常に人が並んでいる。

本屋のときにはレジは一台しかなかったが、レジに人が並ぶようなことはほとんどなかった。

ドラックストアの場合、ほとんどの人が手ぶらで帰らない。あらかじめ買う物が決まっているようで、目当ての品物を選ぶとレジに並んで、すぐに店を出てしまう。

歯ブラシやシャンプー、石鹸など、2、300円くらいの小物を一つか二つ買って、数分で店を出てしまう。

店の中に客はあまりいないが、回転率が凄く早いのだ。

一方、本屋の場合、店内に人が多いので、一見繁盛しているように見えるが、本を選ぶために何十分も店内にいるが、結局何も買わずに店を出る人が多い。本を買って帰る人より、何も買わずに手ぶらで帰る人の方が多い。

「ああ、これは本屋が潰れて、ドラックストアになるのは当然だなぁ」と、新しいドラックストアを見て思う。

ドラックストアの店員は商品の補充に忙しそうだが、本屋の店員は補充ではなく、棚並べと返品に忙しいだけで、売上げに結び付かないことに忙殺されている印象。

昔はドラックストアの日用品的な役割を雑誌が担っていたが、webが雑誌の代わりになってしまって久しいので、そういった役割の商品を見つけないと、やはり厳しいのだろう。

文具や雑貨を置いている本屋もあるが成功しているとは言えない。

自前で店舗を持って家賃を払わないで済んでいるような特殊な本屋以外は、生き残れずに、どんどんドラックストアのような店に入れ替わっていってしまうのだろうなぁ。

自分の好きな物が、町から徐々に消えていってしまうのは哀しいが、時代の流れでただ傍観するしかないのは寂しいけど、自分にできるのはネットで買わずに、気に入っている本屋で買うように心掛けることだけしかないのが、哀しい。