電子探訪記

モンハン好きのおっさんが残すライフログ、読書・ゲームがメイン

『DEATH STRANDING』は普通のゲームではなく、体験型映画。約50時間でクリアしたので、感想をメモ。【ネタばれ無し】

ようやく『DEATH STRANDING』をクリアしたので、備忘録的に感想をメモ。

小島秀夫監督のゲームは初体験だが、自分が考えていたモノと全然違ったタイプのゲームだった。

いわゆる『Dark Souls』や『ゼルダの伝説 BotW』のような普通のゲームとは全くの別物と考えた方が良い。感覚としてはノベルゲームに近い。

特に終盤はキャラクターを操作することが極端に少なくなり、コジマワールドのムービーをひたすら見せられる。

ムービーの間に、ちょこちょこっと、キャラクターを操作するだけ。しかも、それが延々と数時間もある。終盤は5〜6時間の内、4時間以上はただただひたすらムービーを見る形になる。

自分はストーリーがあるゲームが苦手で、カットシーンやムービーシーンが多いゲームを極力避けてきたので、終盤はかなり苦痛だった。

ただ、風景やシーンは本当に綺麗で、シナリオも最後の最後まで見ると、よく練られていて、「これはこれでありかな…」と思った。

が、正直に言って、ムービーの演出が長く、本当に多い。ただ、クリアした後で振り返ると、一つ一つのムービーにきちんとした意味があり、無意味に長い訳ではなく、演出のために敢えて長くしているのだということが分かる。

だが、普通のゲームと思ってプレイしていると、その差に驚くことになる。

自分は終盤のムービーシーン連発に、かなり疲労して、ゲームを進めるのが苦痛になっていたが、「ここまで来たらエンディングを見たい」というただその一心で、ゲームを続けていた。

これは、クソゲーという人がいるのも納得。万人にお勧めできるゲームではないし、普通のゲームと考えて購入すると絶対に後悔する。

『DEATH STRANDING』はコジマワールドを体感できるノベルゲーム的な体験型映画のようなゲームであり、本当に「KOJIMA GAME」であって、それ以外の何物でもない。

かなり得難い経験だったし、クオリティは高いと思うし、印象深いゲームだった。

ただ、正直なところ、自分には合わないゲームだったので、数年後に小島秀夫監督の次回作が出ても、もう買わないと思う…

クリア後の感想としては、一言、疲れた…