電子探訪記

モンハン好きのおっさんが残すライフログ、読書・ゲームがメイン

こんな日本にしたのは団塊世代だが…

今の日本を作り上げたのは団塊世代であり、こんな日本にした責任の多くは社会の中枢を担ってきた彼らにある。

色々な社会問題が話題になるときに、そういった主張する人をよくみる。自分も多分にそう思っていたし、そう思っている。

だが、団塊世代が引退し、自分たち団塊ジュニアが社会の中枢を担うようになっている現状を迎えて、縮小していく今の日本をどうすることもできずに、日々の自分の仕事と生活をこなしていくことに精一杯の自分の様に、これから十年後、二十年後にさらに状況が悪くなった日本を次の世代に残せないだろうことを考えると暗い気持ちになる。

いや、既にこんな戦況にしてしまったという呪詛を受けている。

日本が中国に完敗した今、26歳の私が全てのオッサンに言いたいこと(藤田 祥平) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)

だが、どうあがいても、今より遥かに状態が悪くなった日本しか次の世代に引き渡せない。そう思うと慄然とするしかない。

十年後に彼らが社会の中枢を担うようになったとき、今の自分たちが団塊世代に対して思っている、「こんな日本を引き渡されて、どうしろと言うんだよ。最初から詰んでいるじゃねぇか」と憤りを同じように受けるのだろう。

しかし、その誹りを甘んじて受けるしかない。我々は日本という国家が緩やかに衰退していくのを押しとどめることができずいる。

後世から見たら、ただ無為に先代が築いてきた資産を食い潰していく穀潰しのような世代でしかないだろうし、実際に自分たちの世代は確固とした将来も描けずにいる。

多分、まだギリギリだが、余裕がある今が、日本を変える最後の機会なのだろうが、我々の世代は何を為せばいいか分からず、ただただ日々の生活に追われて、無為に貴重な時間を浪費してしまっている。

中国隆盛論や日本の不甲斐ないを嘆く記事を見る度に、「そういうけど、俺たちにどうしろと言うんだよ?」という焦燥感に苛まれる。

子供がいないので、子供の世代に引き継ぎたいという思いはほとんどないが、