電子探訪記

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『米中対立』を読了と、今後の中国の行方について

米中対立に以前から興味があったので、図書館で借りて読んだ。本を知った切っ掛けは、テレ東のYoutube動画。

“台湾戦争”は起きるか?最大の米中リスクを徹底検証【豊島晋作のテレ東ワールドポリティクス】(2021年10月5日) - YouTube

現在の中国に台頭を招いたのは、過去の米国であり、その辺の歴史経緯が簡潔にまとまっており、非常に分かりやすかった。ただ、一番知りたかった今後の米中対立の見通しについては、あまり具体的な記述がなかったので、その点が少し残念だった。

この記事の読売新聞の記事も興味があったけど、読売新聞は読んでいないので、今度図書館で読んでみようと思う。

とりあえず、今後の米中対立は続いて、10年後くらいにGDPや軍事費などで中国が一時的に米国を抜いて世界一になるが、中国の国力は人口構成からその時がピークで、急激な労働人口の減少から少子高齢化になり、移民国家である米国が再度抜き返すというのが一般的な予想らしい。

まぁ、中国は人口が多いので総GDPも多くなるが、一人当たりのGDPは低いままなので、その辺が将来にわたっても懸念事項であり続けるし、何より膨大な人口を食わせるために、資源や食料、エネルギーを輸入に頼らないといけないのが致命的で、食料とエネルギーの輸出大国である米国が圧倒的有利ではある。

しかし、台湾を巡って、米中の軍事衝突が近い将来ないかといえば、十分に可能性としてはあり得る。特にピークを迎えた後、下り坂になって再度米国に追い抜かれると認識した中国が、その国力のピーク時に台湾を取る機会はその時しかないと考える可能性もある。

「危機のアメリカ」軍VS大統領~を解説&要約する【豊島晋作のテレ東ワールドポリティクス】 - YouTube

2021年01月の知られざる米中対立の危機についての動画も面白かった。ぜひ日本語訳が出たら読みたい。