電子探訪記

モンハン好きのおっさんが残すライフログ、読書・ゲームがメイン

三國志14を買って、60時間くらいプレイした感想

f:id:dazz_2001:20200213212023j:plain 年明け頃から謎の三国志熱が湧いてきて、久しぶりに光栄の三國志がやりたくなってしまったので、三國志14を買ってしまった。

一応、難易度は上級で、反董卓のシナリオで、曹操でクリアしたので、感想を書く。

直近の三國志シリーズを全くプレイしていないので比較はできないが、完成度は高いし、三國志好きなら、お勧めできる。

今作は地形がきちんと機能しているのが凄い。漢中や蜀が地形的に攻めにくくなっている。 なので、マップが隣接していても、なかなか攻められないということがあり、弱小勢力だが、地形に守られて、生き残るという史実に近いことが起こる。

その地形の影響で、だいたい攻略して行く順番が、ほぼ史実通りになる。攻めやすい順番に攻めていくと、自然とそうなるので、そういった意味で、三國志の時代を追体験することができるので、今作のマップシステムは物凄く完成度が高い。マップに関して言えば、シリーズ随一かも。(三國志6以降はプレイしていないが…)

内政は人材を割り振れば、後は特に何もしなくて良いのは、煩わしくなく、個人的には高評価。ほぼオートなので、細かく操作したい人には不満かもしれない。この辺は評価が分かれるところかなぁ。

マップのエリア(ヘックス)を塗り潰していくシステムも面白かった。

この色塗りした自陣と部隊が繋がっていないと、兵站線が切れたことになり、部隊の士気が極端に下がるシステムも、斬新で良かった。

ただ、この兵站切りの効果が高過ぎて、拠点の兵数をワザと減らして、CPUが拠点まで攻めて来たところを、別働隊を迂回させて兵站線を切って、敵部隊を混乱させた後、拠点から出撃して、敵部隊を殲滅して、敵将を鹵獲するという蟻地獄戦法ばかりになってしまうのが、玉に瑕。

内政がオートになっている為、武将を割り振った後は、米の売り買いと、人材探索しかやることがないので、戦闘がないターンの時は単調と言えば単調。

戦闘も武将の能力が強過ぎることとか、兵站線切りの効果が大き過ぎることなどがあるが、そんなに悪くはない感じ。

従来の光栄の三國志シリーズが好きな人には、間違いなくお勧めできる。

色々と細かい点の調整ができていない印象だが、三國志シリーズとしては、結構完成度は高いのではないかと思った。

ただ、どハマりするほどではなく、他に色々なゲームがある中で、敢えて1万円以上出して買う価値があるかと言えば、そこまでの魅力には欠けてしまうのが、実際のところ。

根強いファンはいるのだけど、飽くまでも三國志好きの人が楽しむ為のゲームであり、ゲーム単体の面白さは、そこまで高くないのが残念。

シュミレーションゲームというより、三國志というキャラクターメインのシュミレーション的なゲームで、自分の好きな武将を集めて、CPU相手に無双することを愉しむのを目的とするゲームとして割り切れれば、結構楽しむことがでる。

ただ、昔のようにどハマりするほどではないのが、少し物哀しい…