電子探訪記

モンハン好きのおっさんが残すライフログ、読書・ゲームがメイン

【Diablo3】Diablo3はパッチで良ゲームになったか【Patch1.0.5以前】

■「ブリザードにつづけ小野和俊のブログ を読んで、今のDiablo3は果たして良ゲームになったのか。 確かに、良ゲームにはなったかも知れない。だが、決して、前作までの神ゲームと同レベルになったかというと、残念ながら答えは否だろう。何故なら根幹部分が修正されていないからだ。

最難関のレベルであるInfernoに入り、 旧作とは似ても似つかない極端な難易度に直面した時、 一部のプレイヤーから不満の声が聞こえ始めた。 「何これ。無理だよ、難しすぎる。」 実際、初期の頃のInfernoの、とりわけActII以降のプレイは、 サクサク敵を倒してレアアイテムを収集する従来のゲームとは まったく種類の異なるものだった。 敵の攻撃に当たると紙屑のように瞬殺される主人公。 命からがら辿り着いたボスで、 一度のミスで最初からやり直しになり、 何時間もかけて何十回挑んでもクリアできず 出直すことになったときの惨めさ。 ゲームを楽しんでいるというより、 いたぶられて辛い思いをしている、と表現する方が 適切と思われるような状況だった。

■このInfernoに入って、ゲームの難易度が急に上がったのは、ブリが新規に導入したオークションシステムのせいだった。オークションを利用することを前提にアイテムのドロップ率を設定した結果、アイテムを自力で揃える事がほぼ不可能になってしまった。

■Legendary Itemがプレイ時間50時間に1個、Set Itemに関しては100時間に1個とか信じられないほどのドロップ率の渋さだった。Set Itemなどキャラがレベルキャップに到達するまでに一度もドロップしない人が大半だった。結果、自力でSet Itemを1式揃えるなど、事実上不可能で夢のまた夢だった(パッチで多少にマシにはなったが)。

■色々な装備を時間を掛けて蒐集するのが、Diabloの最大の魅力であり、楽しみであったのに、Itemを自力で集めることができないのだ。ただただひたすらにお金を集めて、人様がオークションに出品したItemを買うしかないゲーム。そして、自分が不要のItemをオークションで売って小銭を稼ぎ、その小銭で装備を更新する。いつしかダンジョンに潜ることよりも、オークションを眺める時間の方が長くなる。ダンジョンは更新した装備を試す場でしかなくなる。そんなのはDiabloでも何でもない、ただDiabloに似た別ゲームだった。

■Diablo2で何回も同じゾーンを飽きずに延々とマラソンして回ったのは、高性能なItemを自力で集めることができたからだ。高性能なItemをゲットした時の高揚感を忘れられなかったから、何度も何度も中毒患者のようにダンジョンに潜り続けたのだ。その高揚感がないまま、お金稼ぎのみでしかItemを集められない惨めさ。